新型コロナウイルス パンデミック


私はどうもインフルエンザにかからないので今回は危機感が薄い。しかしTwitterを見ていると危機感が強い人がかなり多いのではないかと思い調べてみた。
第一に中国では情報統制が当たり前なのでパンデミックが起こっていても情報が伝わりづらいことも念頭に置く必要があるだろう。
新型コロナウイルス発生の原因はどこ(何)?宿主は判明したのか
中国武漢で発生した新型コロナウィルスの宿主は蛇だと疑われているそうだ。以下Twitterから転載だ。
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888 龍神様 @ysvFuMco0I7t0qW · 10時間 今日の龍神様 新型コロナウィルスは蛇かコウモリが感染源だった可能性があるそうです。感染症対策チームのメンバーが感染、突然変異で感染力が強くなった可能性が。マスク、うがいをしてパンデミックを防ぎましょう。#金運UP #新型コロナウィルス
夜アゲハ @yoruageha · 7時間 ぼそっと 新型コロナウィルス 感染源の可能性がトレンド 蝙蝠とか蛇とか様々 可能性をつけたら 何でもありだね 新型コロナウィルス なんで動物からなの それっぽくは聞こえるが😒 日本で流行る 新型インフルエンザの 感染源はどうなるんだよ
きなこ @sallynyan55 · 11時間 「新型コロナウィルスは蛇が感染源の可能性」 コウモリからアマガサヘビに感染した新型コロナウイルスが人へと広がり、今回の流行を引き起こした可能性が高いと論文で発表。 やはり大元はコウモリか・・
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【1月23日 AFP】中国で感染が拡大している新型コロナウイルスについて、遺伝子解析によれば感染源はコウモリかヘビの可能性があるとの研究結果2件が、それぞれ学術誌に発表された。
新型ウイルスではこれまでに17人が死亡している。
いずれの仮説も、集団感染が確認された後に中国当局が公表した新型コロナウイルスのゲノム配列を調べた結果に基づいており、コウモリが感染発生に関与している可能性が高いと指摘している。(AFP通信)
ようするにこうもりを食べたヘビが感染源の可能性があるということだろう。武漢の食肉市場ではコアラが売られていたなんでいう情報も出ているがここではひとまず触れるだけにしておこう。

新型コロナウイルスの症状
今回中国で発生した新型コロナウイルスはかなりの重傷となっているのがわかる。次の動画を見ていただきたい。
中国の武漢で新型コロナウイルスに感染して入院している人が
隔離病棟の内部の様子を撮影した動画をアップロードしていた pic.twitter.com/R2psOfzctl— lain (@lain_the_wired) January 22, 2020

この動画を見ても警戒が尋常じゃないのが分かる。
中国の新型コロナウイルス、発熱せず死亡も-水際での阻止困難 1/23(木) 18:11配信Bloomberg (ブルームバーグ):
中国で広がる新型コロナウイルスに感染し死亡した患者の中には、発熱の症状を示さなかった人がいる。発熱検知装置を使って感染者の入国を水際で阻止しようとそる各国当局の取り組みが難しくなりそうだ。
中国国家衛生健康委員会の発表によると、死亡した17人のうち5人は呼吸困難や胸の圧迫感、咳など発熱以外の症状だった。 発熱がないことは、空港や駅で感染の有無をチェックする一般的な方法である体温スクリーニングが機能しない可能性があることを意味する。
当局によると、17人のうち少なくとも9人は糖尿病や冠動脈疾患、パーキンソン病などの病気を以前から抱えていた。
死亡したのは 80歳以上が8人、70代が2人、60代が5人、50代が1人。最も若い48歳の女性も前から疾病があったという。男女別では男性13人、女性4人が亡くなった。 原題:Several China Coronavirus Victims Didn’t Even Have a Fever(抜粋) (c)2020 Bloomberg L.P. Will Davies, Stephen Tan (ヤフーニュースより)
このように発熱せずに死亡という例(つまり症状があまりない?)も出ているので注意が必要だ。
新型コロナウィルスに関してはまだわからないことも多い。以下厚労省より転載だ。(ソースはこちら)
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中華人民共和国湖北省武漢市において、昨年12月以降、新型コロナウイルス関連肺炎の発生が複数報告されており、必要な情報の収集・公表を行っているところです。
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○新型コロナウイルス関連肺炎に関するWHOや国立感染症研究所のリスク評価によると、現時点では本感染症は、家族間などの限定的なヒトからヒトへの感染の可能性が否定できない事例が報告されているものの、持続的なヒトからヒトへの感染の明らかな証拠はありません。
風邪やインフルエンザが多い時期であることを踏まえて、咳エチケットや手洗い等、通常の感染対策を行うことが重要です。
○武漢市から帰国・入国される方におかれましては、咳や発熱等の症状がある場合には、マスクを着用するなどし、事前に医療機関に連絡した上で、受診していただきますよう御協力をよろしくお願いします。
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上記の通り、まだよくわからないことも多い状況なのだと認識しておこう。パンデミックになるかもわかっていないのだ。
外務省からも注意が出ていたのでこれも転載しておく。
—-ここから転載—-
新型コロナウイルスに関する注意喚起(外務省)
●新型コロナウイルスの感染症症例が複数の国・地域から報告されています。
●中国に対して感染症危険情報レベル1「十分注意してください」を発出しています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_009.html
●21日,台湾衛生福利部は,台湾において初となる新型コロナウイルスの症例を確認したことを発表しました。
●最新情報を収集し,感染予防に努めてください。
1 世界での新型コロナウイルス感染症例数報告
2019年12月31日,中国政府当局より世界保健機関(WHO)に対して原因不明の肺炎の発生が報告され,2020年1月9日,当該肺炎患者から新型コロナウイルスが特定されたとする予備的な確定が中国当局により行われました。
その後,各国政府当局等より,新型コロナウイルス感染症例が次のとおり報告されています。また,日本においても1例確認されています。
(1)中国:440例,うち死亡9例
22日付中国国家衛生健康委員会発表
(2)タイ: 4例(中国からの輸入症例)
(3)韓国: 1例(中国からの輸入症例)
(4)米国: 1例(中国からの輸入症例)
(5)台湾: 1例(中国からの輸入症例)(更新)
21日,台湾衛生福利部は,台湾において初となる新型コロナウイルスの症例を確認したことを発表しました。感染者は,20日に武漢市から戻った50代の台湾の女性とのことです。(以上外務省より)
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外務省は危機管理能力が低いのでさらに注意した方がいいだろう。
Twitterではかなり危機感を煽る投稿も多いが正しいとは限らないので注意が必要だ。
コロナウイルスとは
次にそもそもコロナウイルスとは何なのか調べてみよう。
国立感染症研究所によればコロナウイルスとは次の3つに分類されている。
- 風邪のコロナウイルス
- 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS-CoV)
- 中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)
つまり、風邪とSARSsとMERSということだ。つまり今回のコロナウイルスもその類似のものの可能性が高いということだろう。
感染症法にも定められているということなので同研究所の文献を挙げておく。
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SARS-CoVとMERS-CoVは共に、感染症法において二類感染症に分類されている。感染者には感染症指定医療機関への入院措置がとられ、陰圧管理された病室で治療を受けることになる。
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—-ここから転載—-
ウイルス学的特徴
電子顕微鏡で観察されるコロナウイルスは、直径約100nmの球形で、表面には突起が見られる。形態が王冠“crown”に似ていることからギリシャ語で王冠を意味する“corona”という名前が付けられた。ウイルス学的には、ニドウイルス目・コロナウイルス亜科・コロナウイルス科に分類される。
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風邪のコロナウイルスに対する対策
ほぼわかっていないのだから対策の仕様がない。しかし外出時の基本的な対策(マスク、うがいなど)や海外渡航に関しては注意しておいた方がいいことは間違いない。
いずれにしても病気は防ごうと思って防げるものではなく完全に防ごうとするなら外に出ないで引きこもるしかないので仕方がないともいえる。
コロナウィルスに対する消毒は以下のように記載されていたのでここから対策を類するすることが可能だ。
SARSコロhttp://idsc.nih.go.jp/disease/sars/desinfect04a.htmlナウイルスはエンベロープ*を有するウイルスである。
*エンベロープ(envelope)
ウイルス粒子の一番外側にある膜。脂質2重層に、糖タンパクが挿入された構造をとる。消毒剤を作用させたときこれを持つウイルスの方が持たないウイルスよりも消毒剤で感染力がなくなりやすい。(感染症情報センター)
同サイトでは有効な消毒ついて以下のように挙げられている。物質名だけを抜粋する。
次亜塩素酸ナトリウム、消毒用エタノール(約80%)、過酢酸。グルタルアルデヒド(2%、pH8)、ホルムアルデヒド(液体:1-5%溶液、ガス:1m 3あたりホルマリン15ml以上を水40ml以上と共に噴霧又は蒸発させ、7-24時間)、エチレンオキサイドガス、 ヨウ素系消毒剤(ヨードホール)
塩化ベンザルコニウム、クロルヘキシジン、界面活性剤にも消毒効果があると考えられますが、効果が十分得られない場合が有ります。(同上)
なぜこんな物質を挙げたかというとこれを調べればコロナウィルスがアルカリ性に弱いのか賛成に弱いのかわかると思ったからだ。
次亜塩素酸ナトリウムは、取り扱いが危険なばかりでなくpH10以上の強アルカリ性
(次亜塩素酸ナトリウムとの違い)
調べてみたが過酢酸は酸性のようなので特にアルカリか酸性のどちらかに弱いわけではないのかもしれない。
しかしこれでわかるのは一定以上のアルカリ性、酸性のどちらにも弱いということだ。
おそらく石鹸での手洗いや、アルカリ性または酸性の物質でのうがいが一定の効果を発揮するだろう。
私は酢でのうがい、または薄めた酢で手洗いすることをおすすめする。
またクエン酸は酸性、重曹はアルカリ性なのでこれを使うのもいいと思う。私は特に酢に殺菌効果を感じているのでこちらをおすすめしたい。
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